京都大学健康情報学分野と株式会社電通との共同講義「健康デザイン論」が基盤となるこの連載。なぜ私たちはこの理論構築に挑戦するに至ったのか、その考え方を共有していく。
目的
健康をデザインするためのアプローチを、統合し、理論化していきたい
新たなアプローチや実務の考え方を学びたいと考えている人は多い。でも、自らの領域を超えて新たなアプローチを学ぶ機会を得ることは、多忙な生活を送る中、そう簡単なことではない。
どのような立場であれ「より多くの生活者や患者さんをを健康に誘いたい。」という思いは実務家・学生を問わず共通している。そうであるならば、立場を超えて、領域を超えて、「健康をつくる」というそのゴールに向けた知識や知恵を共有していく場があってもいいのではないか。
業界を超え、ある意味の常識を超え、知恵を共有し、技を統合し、「健康をつくる」を実現するためのアプローチを作りたい。
本ウェブサイトでご紹介する「健康デザイン論」は、京都大学健康情報学分野と株式会社電通が共同で実施する「健康デザイン概論」の講義内容を基盤にしながら、新たに得られていく様々な実務家の知識や知恵を有機的に取り込んでいく。そして、日々の健康実務や研究に尽力されているみなさんの活動に少しでも貢献できるような内容として、更新していく。そして、その内容をみなさんとともに創っていきたいと考えている。
仲間になって欲しい
研究や臨床といった専門家、公的サービスを担う行政の方、NPO/NGOや企業などの民間活動団体、あるいは個人や学生さんなど、多岐にわたる立場のみなさまがこのテーマに関心を持ってくださったとしたらとてもうれしい。実務は”生き物”であり、価値観も考え方もアプローチも常に変化していくもの。関心を持って、読んで頂いて、こうしたらもっとよくなるのではないか!とともに考えて欲しい。